プルパとは?
プルパとは?
プルパについての文献は非常に少なく、英語に訳されている本がいくつか出版されている程度です。もともとは、宗教的な儀式の中で、使われていた「法具」の一つです。日本では、独鈷(とっこ)と言われているものが伝わって来ています。3面が憤怒の形相で、それぞれに意味があるのだそうです。チベット人の方がこう言っていました「持っていれば、鉄砲の玉もそれていく。」身を守るお守りとしては、強力な力を秘めているということでした。また、瞑想をするときには地を清める結界に使われたり、仏の前での祈りの舞いに使われたりと、チベット仏教の文化の中で大切に受け継がれてきたようです。
アラキが実際に見たのは、ダライ・ラマ14世の行うカーラ・チャクラの儀式時でした。カーラ・チャクラの砂曼荼羅の周りに16本程(正確な数はわからなかったです)の鉄の大きなプルパが立てられていて、砂曼荼羅を守護していました。
今回のお経の入る鉄のプルパは、本当に珍しいものなのです。アラキは、お経や仏舎利を入れたプルパの存在を聴いてから、既に十数年の歳月が流れていました。このプルパは、お土産用に作られている物とは違い、僧侶が実際に使う物として釈迦族の職人が一つ一つ大切に創りあげるのです。つまり、流通する物として制作されているもとは、一線を隔したプルパなのです。
縁があり、お経を入れる事が出来るプルパを制作していただける事になりました。日本にいる皆様に、このプルパを紹介して、直接お届けすることができるチャンスに恵まれました。ただし、一つ一つ手作りであり、一つ一つが儀式を経てお経等、様々なお守りとなる仏の宿ったものを入れて完成しますので、数を作る事は叶いません。今回、アラキへ提示された本数は20本だけです。この20本の後については、制作していただけるかどうか、未定なのです。
しかし、考えようによっては、幻のお経入りプルパが20本も制作していただけるということ事態が奇跡に近い事なので、20本も制作していただけるという、感謝の気持ちがわき上がって来ます。
プルパの持つスピリチュアル的なエネルギーに仏の力が備わった、幻のお経入りプルパの持ち方、使い方や、力の事については、アラキのわかっている範囲で、手にして頂いた方に、伝えて行きます。
プルパとは、「浄化する力を宿した霊剣として姿を現した仏の教えの一つ」と、アラキは考えています。
マイナスのエネルギーを浄化して正しい行いに導いてくれる事を願い、祈るアラキです。
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ボダナートのストゥーパ
プルパとは?「浄化する力を宿した霊剣として姿を現した仏の教えの一つ」?